「普段はたくさん食べるのに、気になる男性の前だと全然食べられない……」
そんな経験はありませんか?
あるいは、男性側から見て「この子、俺の前だとあまり食べないな」と感じたことはないでしょうか。
実はこれ、単なる緊張だけでなく「自己呈示(じこていじ)」という心理が深く関わっています。
この記事では、女性が好きな人の前で小食ぶってしまう心理や、男性の優越欲求を満たすための行動、さらには脈ありサインのしぐさまで、男女の恋愛心理を分かりやすく解説します。
好きな人の前で「小食」になるのはなぜ?
女性は、男性の前(特に好意を抱いている相手の前)では、無意識のうちに「女性らしさ」をアピールしようとします。
心理学の実験でも、女性のみの食事と男性が同席する食事では、女性が食べる量が明らかに減るという結果が出ています。
これは世間一般に「女性は小食でかわいらしい」というイメージがあるので、それに自分を当てはめようとする乙女心ゆえの行動です。
「自己開示」と「自己呈示」の違い
ありのままの自分を見せることを「自己開示」と呼ぶのに対し、相手に合わせて見せたい自分を演出することを「自己呈示」と呼びます。
特に男女間においては「相手からどう見られるか」が非常に重要になるので、この自己呈示が活発に行われます。
ぶりっ子も天然も?「性別のステレオタイプ」と自己呈示
好意のある相手に対して、人は「性別のステレオタイプ」に合わせて自己呈示を変える傾向があります。
- ステレオタイプとは?
多くの人に浸透している固定観念や思い込みのことです。(例:「男性はリードすべき」「女性は控えめであるべき」など)
女性が好きな人の前であえて高学歴を隠したり、運動神経が良いのに「できないふり」をしたり、いわゆる「天然ぶる」のも、このステレオタイプを意識して男性の目を気にしているからです。
女性が自分を偽るのは「男性の優越欲求」を満たすため
「ありのままの自分を見せればいいのに」と思うかもしれませんが、それができるのは自分に圧倒的な自信があるか、相手に全く興味がない場合だけです。
女性が意中の男性に対して自己呈示を変え、一歩引いたような振る舞いをする最大の理由は、「男性の優越欲求を満たすため」です。
男性は本能的に「人より上に見られたい、優位に立ちたい」という欲求を持っています。
女性はその欲求を満たしてあげる為に、無意識に自分の見せ方を調整しているのです。
一方で男性も、「男らしさ」をアピールするために自己呈示を行います。
女性の代わりに重い荷物を持ったり、気前よく食事を奢ったりするのはこのためです。
つまり、恋愛の初期段階では、男女ともに「男らしさ」「女らしさ」を実際よりも誇張して見せていると言えます。
デート中の脈ありサイン?「髪を触る」しぐさの秘密
食事や会話中、女性が自分の髪の毛をやたらと触ることはありませんか?
実はこれ、「相手に気に入られたい」という本能的な求愛行動の一つです。
自己意識が高まり、緊張やドキドキを感じている時に現れやすいしぐさです。
男性が緊張した時にネクタイをいじるしぐさと全く同じ心理状態だと言えます。
勘違い注意!お酒の席での「ボディタッチ」の真実
「飲み会で女性からボディタッチされた!俺に気があるのかも?」と思う男性は多いですが、早合点は禁物です。
女性はもともと男性よりも同性・異性問わずボディタッチによるコミュニケーションが多い傾向にあります。
それに加え、飲酒によって理性のストッパー(接触欲求の抑制)が緩むので、単なるコミュニケーションの一環としてボディタッチが増えているだけの可能性も高いのです。
【おまけ】小食アピールではなく、本当にダイエットしたい方へ
最後に、食事量に関する面白い心理学の実験をご紹介します。
料理を食べる際、「通常の20%大きいフォーク」と「20%小さいフォーク」を使って満腹感の違いを調べた実験があります。
結果はなんと、「大きなフォークで食べた人」のほうが早く満腹感を得て、食事を多く残したのです。
もしあなたが「小食ぶる」のではなく、本当に食事量を減らしてダイエットをしたいと考えているなら、あえて大きめのフォークやスプーンを使って食事をしてみるのが効果的かもしれません。
まとめ
好きな人の前で小食になってしまったり、少し不器用な自分を演じてしまったりするのは、相手を想うからこその「自己呈示」です。
男性はその乙女心を察して優しくリードし、女性は少しずつ「自己開示」をしてありのままの自分を見せていくことで、より深い関係が築けるはずです。

