セルフコントロール能力(自己統制力)とは、自分の欲望や衝動を適切にコントロールできる能力のことです。
ダイエット中のお菓子を我慢する、無駄遣いを避けて計画的に貯金する、感情に流されずに仕事を進めるなど、人生のあらゆる場面で成功や幸福度に直結します。
この記事では、普段の行動から相手のセルフコントロール力を見抜くポイントと、相手のタイプを精度高く判断できる12の質問リストを解説します。
行動からわかる!セルフコントロール能力が高い人の3つの特徴
セルフコントロール能力は日常の行動に顕著に現れるので、次の3つの視点で観察することで簡単に判断できます。
1. 忍耐力がある
セルフコントロールと忍耐力は極めて近い概念です。
欲望や目先の不快感を我慢できる人ほど、自己統制力が高くなります。
- 能力が低い人の典型例
貯金ができない、タバコをやめられない、ダイエットが続かない、締め切りを守れない、感情的になってすぐに不機嫌になる・怒り出す
2. 計画性が高く、実行できる
セルフコントロール能力が高い人は、中長期的な目標に向けた計画を立て、地道に実行するのが得意です。
- 能力が高い人の典型例
旅行のプランを事前に立てて行動できる、数年単位の資産運用や投資計画をブレずに実行できる - 注意すべき特徴
時間にルーズ、約束を平気で破る、行き当たりばったりの行動が多い。
※直感で行動するタイプは短期的に魅力的に見えやすいので注意が必要です。
3. 注意力(集中力)をコントロールできる
誘惑に打ち勝てる人は、自分の意識(注意力)をコントロールする技術に長けています。
- 能力が高い人の典型例
仕事中に邪魔が入ってもすぐ元の作業に戻れる、トラブルや嫌なことがあってもすぐに平常心を取り戻せる - 能力が低い人の典型例
会話中に意識が別のところへ飛んでいる、デートや商談中にすぐスマホに気を取られる
セルフコントロール能力を見抜く12の質問
心理学の研究でも用いられる以下の12の質問を使うことで、相手(または自分)のセルフコントロール能力を定量的に推し量ることができます。
- 重要な目標をやり遂げる為に、いくつかのトラブルを乗り越えた経験はありますか?
- 新しいアイデアや計画を思いついたら、それまでに考えていたことから気がそれてしまうことが多いですか?
- 趣味や興味がコロコロ変わりやすいですか?
- 何かトラブルが起きても、やる気が続くタイプですか?
- 熱しやすく冷めやすいタイプですか?
- 自分のことを「頑張り屋」だと思いますか?
- 目標を設定しても、後で変更してしまうことが多いですか?
- 数ヶ月かかるような計画に集中し続けるのは難しいと感じますか?
- 一度やり始めたことは必ず終わらせますか?
- ゴールまで数年かかるような長期的目標を達成したことがありますか?
- 数ヶ月ごとに新しい目標や趣味ができるタイプですか?
- 自分のことを「勤勉」だと思いますか?
【判定基準】
- 「はい」が多いほどセルフコントロール力が高い質問: 1、4、6、9、10、12
- 「はい」が多いほどセルフコントロール力が低い質問: 2、3、5、7、8、11
※該当する項目が多いほど、その傾向が強くなります。
背景と活用のポイント
この質問集は、ペンシルベニア大学のアンジェラ・ダックワース博士(やり抜く力「GRIT」の研究で有名)が考案した尺度に基づいています。
日常会話で相手を見抜く際は、一度にすべてを尋ねるのではなく、雑談の中で不自然にならないよう自然に織り交ぜて質問してみましょう。
該当する質問の数が多ければ多いほど、判断の精度が高まります。

